日本銀行秋田支店は、秋田県内の各地にお金を供給する役割を担っており、お金の供給と浄化が主な仕事です。「発券銀行」としての業務をお金の流れに沿ってみてみましょう。


【日本銀行秋田支店】

【引き換え】

【支払い】

【受け入れ】

【鑑査】


【傷んだ銀行券】

【保管】


【造幣局】

【印刷局】
「銀行の銀行」でもある日本銀行秋田支店には、秋田県内にある金融機関が当座預金口座を持っています。金融機関がこちらの口座からお金を引き出すとき、日本銀行秋田支店からお金が支払われます。こうした支払いは、みなさんがお金を必要とする時期、つまり給料日やボーナス日、ゴールデンウィークやお盆、お正月の前などに増加します。
また「政府の銀行」でもある日本銀行秋田支店には、官庁の政府預金口座もあります。経費などを支給する際に引き出されますが、最近では口座振込などを利用することが多くなっており、支払い件数は減少傾向にあります。
日本銀行から金融機関や官庁に銀行券が支払われたとき、銀行券が発行されたことになります。つまり、銀行券が日本銀行の中にある段階では、「お金ではなくモノ」ということになります。世の中に出た銀行券は「強制通用力」を持ち、お金として通用します。このことは法律で定められています(日本銀行法第46条―日本銀行本店ホームページ『日本銀行法』)。
では、銀行券や貨幣を製造しているのも日本銀行かというと、そうではありません。銀行券においては券面に小さく「国立印刷局(または財務省印刷局、大蔵省印刷局)製造」の文字が入っているように、国立印刷局の製品であるといえます。
一方、貨幣は独立行政法人造幣局で作られ、政府が発行しています。独立行政法人造幣局が製造した後、日本銀行へ交付されますが、この時点で貨幣が発行されたことになります。
現在発行されている銀行券や貨幣についてはこちらへ(日本銀行本店ホームページ『現在有効な銀行券・貨幣』)。
世の中を巡ったお金は、金融機関を通して再び日本銀行秋田支店に戻ってきます。金融機関からの受け入れ(金融機関が持つ当座預金口座への預け入れ)は、休日明けや年明けなどみなさんがたくさんお金を使った後に増加します。
また、官庁の政府預金口座への入金もあります。こちらは国税や交通反則金の納付、国庫金の返納金などがあります。
ちなみに、平成18(2006)年度中に日本銀行秋田支店と取引先金融機関で受け払いされた銀行券の合計額は、約1兆3,400億円に上ります。こちらは、秋田県の平成18(2006)年度予算の約2.7倍で、その枚数は約2億2千万枚にもなります。こちらを積み重ねていくと約2万2千mとなり、富士山の約6倍もの高さになります。

【取引先金融機関への支払い】

【取引先金融機関からの受け入れ】
みなさんは破れたり焼けてしまったお金はもう使うことができないと思っていませんか?そのようなお金は、以下の引き換え基準を満たしていれば日本銀行や最寄りの金融機関において交換することができます。こちらを日本銀行では「引き換え」といっています。どんなに汚損度合の高いお金でも1枚1枚目を凝らし、丁寧に鑑定しています。
銀行券の場合、券面の面積が引き換え基準となります。破れてしまったり、焼けて灰になってしまっても、それが銀行券であるということが確認できれば面積としてカウントされますので、できるだけ原形を崩さずにご持参ください。
貨幣については面積での引き換え基準はありませんが、模様の確認ができ、重さが正規の重量の2分の1を超えるものは交換することができます。また、通常使用している貨幣に加えて、記念貨などの引き換えもできます。ただし、記念金貨については重さが正規の重量の100分の98以上のものについてのみ引き換えいたします。
記念貨の種類についてはこちらへ(独立行政法人造幣局ホームページ『記念貨幣一覧』)。

【焼けた銀行券】

【引き換え基準】
引き換えについてのお問い合わせは電話番号018(824)7815へご連絡ください。
その他、引き換えについての詳細はこちらへ(日本銀行本店ホームページ『損傷したお金の引き換え窓口』)。
日本銀行では、世の中を巡って戻ってきた銀行券に偽造券が混入していないか(真偽鑑定)、汚損度合の高いものはないか(正損選別)などを1枚1枚チェックしています。この取り扱いを「鑑査」といいます。鑑査の結果、流通に適していると判断されたものについては再度世の中に供給され、使用できないと判断されたものについては処分されます。汚れた銀行券が世の中に流通してしまうと本物との見分けが困難となり、偽造券が拡がる原因となってしまうからです。そのため、銀行券のクリーン度を維持することも日本銀行の重要な仕事のひとつとなっています。
銀行券については、「銀行券自動鑑査機」という最新の機械を使って鑑査を行っています。現在、こちらの機械では1分間に約1,800枚の高速で銀行券が流れて鑑査されます。なお、再流通に適さない銀行券については細かく裁断することにより処分しています。

【銀行券自動鑑査機】
また銀行券の寿命は、使用頻度が高く、いたみやすい五千円札と千円札が1〜2年、一万円札で3〜4年となっています。
日本銀行では、いつでも世の中の需要に応じたお金を流通させることができるよう適正な水準のお金を保管しています。

【銀行券の保管】

【貨幣の保管】
整理・保管形態は様々で、以下のとおりとなっています。

【把】
100枚

【束】
1把×10把=1,000枚

【十束封】
1束×10束=10,000枚

【容箱】
1束×20束=20,000枚

【40十束】
十束封×40個=400,000枚
【袋(貨幣)】
通常貨
500円 ― 2,000枚
100円 ― 4,000枚
50円 ― 4,000枚
10円 ― 4,000枚
5円 ― 4,000枚
1円 ― 5,000枚