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おじゃったもんせ 第10回
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「鹿児島の七つ星」(平成17年6月27日)
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鹿児島には今、七つのSがあると言われている。西郷さん、桜島、焼酎、これは以前からあったもの。それに加えて、昨年 3月に部分開業した新幹線、スパ(温泉)、スローフード、スローライフといずれも頭に「S」の文字が付く。
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西郷さん、西郷隆盛は、いうまでもなく幕末の薩摩が生んだ明治維新の立役者である。明治10年の西南の役において、鹿児島市内にある城山の地で果てたといわれている。城山の地には西郷洞窟が残り、桜島を臨む南洲神社に多くの同志とともに祀られている。語り継がれる「敬天愛人」の語とともに今なお鹿児島を代表する人物の一人である。
次は桜島。ここ最近は目立った噴火はないものの、鹿児島を象徴する山であり、活火山である。桜島の名は、単に山の名のみならず、桜島大根、一本の木に極めて多数の実をつける桜島小みかんにも、その名が冠せられている。大正3年の大噴火で大隅半島と陸続きとなったが、その際の噴火のすさまじさは、埋れて天井部のみをわずかに地表に覗かせる黒神埋没鳥居からも窺われる。鹿児島市中心部とは24時間運行のフェリーで結ばれ、15分ほどで渡れる。
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焼酎。特に芋焼酎が有名。当地でも、名の知れた焼酎の入手はおろか、口にすることも極めて困難である。が、しかし、銘柄に拘る事なかれ。星の数ほど、多種多様な銘柄があり、味わいもまた異なる。ちょっとおもしろい飲み方もある。焼酎の中に、コーヒー豆を適量入れて、待つこと数日。これはいけるコーヒー焼酎の出来上がり。芋焼酎の原料は、「黄金千貫(こがねせんがん)」というさつまいもが中心だそうであるが、紫芋を使用したもの、ふかし芋ではなく焼き芋を使ったものなど、味わいが異なる。以上が、以前からある3つのS。
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新しいSのひとつは新幹線。九州新幹線は平成16年3月13日に鹿児島中央駅と熊本の新八代までが部分開業し、愛称は「つばめ」。つばめと在来線を走るリレーつばめを新八代で乗り継げば、鹿児島中央駅と博多は2時間10分で行き来できる。開業以降、従来比2倍以上の乗客を運んでいる。平成22年度末といわれている全線開通が待ち遠しい。
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スパ、温泉は、前回の「おじゃったもんせ」でも触れた通り。先ごろ鹿児島市観光課が市内の温泉85か所(泉源数は約280と県庁所在地の中で日本一<17年5月末現在>)を網羅した温泉案内誌「温泉三昧かごしま市」を作成した。鹿児島市を訪れる方は是非入手されると、楽しみが増えるかもしれない(同誌掲載の温泉マップはこちら。広域図、詳細図)。また、温泉法施行規則が
2月24日に改正され、各温泉は、加水の有無、加温の有無、循環の有無、入浴剤の使用の有無、消毒方法などの表示を義務付けられることとなった。こうした点も温泉の差別化に効果を発揮していくことと思われる。
スローフード。BSE、鳥インフルエンザ、残留農薬問題が発生する中で食の安心、安全への関心が高まってきている。鹿児島は、鶏肉、豚肉、牛肉などの生産高では全国有数。このほか、さやえんどう、さつまいも、らっきょう、茶なども。鹿児島は従来から、農畜産業のウエイトが全国比で高いが、県産品への注目が高まる中、ブランド力を向上させつつ、鹿児島の知名度向上、生産体制の強化が期待されています。
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最後はスローライフ。以上のSの集大成としての言葉かもしれない。全国比治安がよいと言われる当県であるが、警察 当局も「安心、安全」を維持、向上させていくことで、安心して訪れられる県であることに一役買おうとしている。
温泉、海、山、自然に恵まれ、ゆるりとした時間が体験できると思います。
これ以外にも、Sへの参入を望む声は少なくないようです。シラス(火山灰、これを原料にした洗顔剤や凝集剤もあります)、シリコン(半導体)、シーフード、セラピーなどなど。鹿児島が七つといわず、多種多様なSを益々生み出していって欲しいものです。
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