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       おじゃったもんせ 第2回

「『いぶすき菜の花マラソン大会』開催」(平成15年1月24日)

 

 日本陸連公認のマラソン大会としては全国一早く開催され、国内外から毎年1万人を超える参加者が集う「いぶすき菜の花マラソン大会」が、112日に開催されました。第22回目を迎える今大会には13,026人が参加し、隣国“韓国”からも百名強が参加したとのことで、市民マラソン大会においてもグローバル化の進展がみられるようです。また、我が日本銀行鹿児島支店からも健脚自慢の有志3名がフルマラソンに挑みました。

さて、結末は?

<完走目指して42.195Kmのドラマが始まる>写真提供:指宿市商工観光課

 フルマラソンの大会コースは、指宿市、山川町、開聞町を駆け抜けるコースで、コースから眺望できる秀麗で美しい山容から別名「薩摩富士」とも呼ばれている『開聞岳(標高922m)』や、周囲15Km、水深233mの九州最大のカルデラ湖で、体長が2メートルにも達する大うなぎが棲息し、怪獣「イッシー」伝説でも有名な神秘の湖『池田湖』、そして大会名称のとおり、全国で一番早く沿道に咲き乱れた菜の花の黄色い絨毯等を、ランナー達は楽しみ(?)ながらそれぞれマイペースで走っていました。大会開催地である指宿市は、日本本土最南端に位置し、指宿でしか堪能することができない「天然砂むし温泉」でも全国的に知られています。砂むし温泉とは、湧き出る温泉の余熱で温まった砂浜に浴衣のまま体を埋めると全身から汗が噴き出してくるという天然サウナのことで、波の音をBGMに眼前の海岸の景色も一緒に楽しめます。泉質はナトリウム塩化物泉で、胃腸病、神経痛、筋肉痛などに効果があり、今マラソン大会の前後に疲れを癒したランナーも数多く見られました。さらに、美容効果もあることから、若い女性にも人気を博しています。最近では、昨年6月に開催された日韓共催サッカーワールドカップ出場に際し、強豪フランスチームが指宿市でキャンプを行いました。

イッシー!?

<池田湖に潜んでいると言われる謎の生物「イッシー」像>

  大会当日は、会場周辺に約20店舗の出店が並び、桜島小みかんやサツマイモ、漬け物といった地元の特産品を中心に飲・食料等を販売しており、活況を呈しています。また、ボランティアをはじめ近隣住民の皆さんが協力してランナーに温かい豚汁やふかし芋などを振舞って、心温かく応援しており、こうした地元の方々とのふれあいを求めて参加する人も少なくありません。因みに、当店の参加者に感想を聞いてみると、「初めて参加しましたが、苦しい時に沿道のおばちゃんが“キバレ! キバレ!”(がんばれ! がんばれ!)と応援してくれたことがとても嬉しく、励みになりました」(Oさん)とか、「コース途中で近所の方がマッサージをしてくれて、指宿地区の人々の温かさを感じました」(Nさん)など、皆一様に清々しい表情を浮かべていました。

池田湖と開聞岳と菜の花

<黄色い絨毯の向こうに池田湖、開聞岳を望む>

 さて、昨年12月、当店では、「いぶすき菜の花マラソン大会」開催による経済効果を試算、公表しました(アンダーラインの箇所をクリックすると詳細がご覧頂けます)。試算結果は、8億円の経済効果が期待されるというもので、これは鹿児島県の月間観光消費額(1カ月平均344億円<平成13年中>)の2.3%、指宿市の年度予算(128億円<平成12年度>)の6.3%に相当する規模で、予想以上に大きな効果が得られることがわかりました。鹿児島県によると、各市町村で年間200を超えるスポーツイベントが開催(平成13年中)されているとのことです。ただ、残念ながら「いぶすき菜の花マラソン大会」のように全国的に知名度が高いスポーツイベントは数少ないのが実態です。「いぶすき菜の花マラソン大会」の成功例を参考に、各イベント開催に当たり、官民挙げてPR等の工夫を行い、県外客の誘致に取り組むことが息の長い鹿児島観光の好調持続に繋がる一因になるのではないでしょうか。

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