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       おじゃったもんせ 第9回

「温泉大国 鹿児島」(平成17年2月3日)

 

  九州に温泉有名地は多い。大分の湯布院、熊本の黒川はつとに有名である。が、鹿児島も指宿、霧島を始め、県内各地に温泉が点在しており、源泉数は全国2位、温泉を使った公衆浴場の数は全国1位とのことである。手許にある当県の温泉施設、温泉旅館を紹介した本を手繰ってみると、霧島・姶良方面で約110、指宿を中心とする南薩地方で約60、鹿児島市周辺で約100、北薩地方で約90、大隅地方で約30の施設が紹介されている。これだけでも足しあげると約400軒になる。本に載っていないところもあると思われるので、実際にはまだまだあろう。また、南西諸島にも温泉がある。意外に知られてはいないが、鹿児島市内でも温泉が湧いており、市内の銭湯のほとんどが温泉であり、しかも330円で入浴が可能である。また営業時間も朝5時30分ないし6時から夜は22時頃まであけているところが多く、早起きしての、出勤前の入浴も十分可能である。紹介本の中で、鹿児島市内に所在するものだけを拾ってみても71を数える。

 

 

 

  このようにロケーションも鹿児島市内、霧島のような山間部、渓流沿いの温泉、指宿のような海岸沿いと多様である。温泉が県内各地に所在することもあって当然のことながら泉質も多様である。海岸沿いの温泉は塩化物泉が多いが、山間部の温泉にいくほど多様性は増してくる。鹿児島市内の温泉は、そのロケーションもあって、塩化物泉が多いが、それ以外にも、明礬泉、炭酸水塩泉、含鉄泉などのお湯もある。また、距離的にも指宿、霧島地区は、鹿児島市内からも近い。車を利用すれば、どちらも2時間内外で着く。

  鹿児島市内または薩摩半島や霧島から雄大な桜島を眺めながらの入湯、反対側の大隅半島海岸沿いの温泉から沈みゆく夕日や鹿児島市内の夜景を眺めながらの温泉もまた格別。

 

 

  大隅半島にわたるには、桜島フェリーが便利。15分間隔で24時間運行、しかも乗船時間は15分足らず。料金も大人一人150円という値段である。煙突のみえない錦江湾の美しい風景を眺めながら、心地よい潮風に吹かれて、つかの間の船旅も楽しいものである。運がよければ、イルカが伴走してくれるかもしれません。

  温泉についても、源泉が枯れていた温泉地がその事実を隠していたとか、入浴剤を入れて着色していた、あるいは衛生状態不良によるレジオネラ菌発生に伴う健康被害など、全国では色々なトラブルが発生しています。

  温泉大国鹿児島の各温泉が、温泉資源を有効に活用しつつ、衛生状態を保ち、混ぜもののない、本物の温泉を守っていっていただきたいものだと思います。どうぞ皆さんも、鹿児島各地の温泉を体験してみて下さい。

 

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