支店長のページ
〜ご挨拶〜

 日本銀行甲府支店のホームページへ、ようこそ。皆様、日本銀行について、ニュースなどでよく耳にすることがあっても、具体的にどのような使命・役割を担っているのか、どのような組織なのか、ご存知無い方も多いでしょう。
 日本銀行は、「物価の安定と金融システムの安定を目的とするわが国の中央銀行」です。平易な言葉で申し上げれば、日本銀行は、皆様が「お金」を安心して使うことができるようにするという使命を負っています。「お金」は、1.異なるモノやサービスを比較するための「価値の尺度」を提供し、2.価値の交換(取引)を行う際の媒体(支払い手段)となります。さらに、「お金」によって、3.価値を保蔵することも可能となります。「お金」が存在しない社会を想像すると、それがいかに不便・非効率であるのかがわかると思います。
 「物価の安定」というのは、モノやサービスと「お金」の関係(=お金の価値)が安定していることを言います。モノやサービスに対して「お金」の価値が下落する状態がインフレであり、その逆がデフレです。わが国では、バブル崩壊後、長きにわたってデフレが続く中、人々の間に「物価は上がらない」という感覚が染みついてしまいました。こうした「デフレ期待」が支配的な世の中では、お金を使わずに持ち続けることが有利となり、設備や研究開発への投資など、新しいことへの挑戦意欲が失われてしまいます。それが日本経済の活力を損ない、デフレ脱却がさらに困難となるという悪循環が発生するのです。インフレにせよ、デフレにせよ、お金の価値(物価)が短期間で大きく変動するようなことになると、企業や家計が貯蓄や投資の判断を適切に行うことが困難になり、経済活動の効率性が損なわれてしまいます。日本銀行は、物価の安定を目指して、金融政策を遂行しています。
 「金融システムの安定」とは、「お金」が必要なところに行き渡っている状態です。その実現のためには、「お金」が流通するシステム(=決済システム)が円滑に運営されている必要があります。日本銀行は、自らが運営する決済システム(日銀ネット)を含めて、決済システムの安定稼働を常に監視しています。また、日本銀行が提供する決済手段である現金について、銀行券の発行・流通・管理などを行っています。そして政府の銀行(代理人)として、国庫金の受払などの事務を請け負っています。さらには、金融システムの頑強性に対する信頼を確保するために、金融資本市場の動向や金融機関の経営状況をモニターし、金融システムが抱えるリスクの把握・対応に努めています。
 日本銀行が、その使命を遂行するうえで最も重要なのは、国民の皆様からの信頼です。甲府支店でも、課せられた業務をしっかりと遂行したうえで、日本銀行の政策などに関して積極的に説明することが重要だと考えています。同時に、皆様の貴重なご意見・情報を積極的に拝聴し、政策運営に役立てていきたいと思います。さらに私としては、地元の皆様との交流を通じて、山梨経済に活力を吹き込むために、微力ながらも貢献したいと考えています。皆様のご支援を宜しくお願いいたします。

甲府支店長 竹内 淳  
 

略 歴

竹内 淳(たけうち あつし)
1967年生 出身地:ドイツ
1990年  3月 早稲田大学
        政治経済学部卒業
1990年  4月 日本銀行入行
2002年  5月 国際局調査役
2004年 7月 国際局企画役
2005年12月 フランクフルト事務所長
2009年 4月 金融市場局企画役
2010年  7月 金融市場局為替課長
2012年 6月 国際局アジア金融協力
        センター長
2014年  6月 日本経済研究センターへ
        出向
2016年  6月 甲府支店長

支店長の寄稿文

2017年 2016年 2015年 2014年

歴代支店長

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