発券課

発券課の仕事

1.「発券銀行」としての機能(お金の供給)

毎日、皆さまが使っているお札や硬貨は、日本銀行の窓口から支払われ、民間の金融機関を通じて皆さまのお手元に届いたものです。そのお札や硬貨は、皆さまのお買い物などさまざまなところで使われたあと、再び民間の金融機関を通じて日本銀行に戻ります。


ちなみに、日本銀行前橋支店で1年間に取扱うお札の量は、受入と支払を合わせると約1兆円(2013年度:受入約2,100億円、支払約8,100億円)に達し、これを全て一万円札として積み上げた高さは、富士山(標高3,776m)の約3倍、赤城山(標高1,828m)の約5倍に相当します。


窓口でお札を支払うところ


1億円のビニールパック(重さは約10kg)


本店の金庫内


2.お金のチェック

日本銀行に戻ってきたお札は、そのあと、汚れや傷みのひどいものはないか、偽札が混入していないかなど、1枚ずつ確認し、再び使用できるものとできないものに選別します。この作業を「鑑査(かんさ)」といいます。昔はすべて職員の手作業で行っていましたが、現在は主に「銀行券自動鑑査機」という高性能な機械で行っています。


「銀行券自動鑑査機」が選別した綺麗なお札は、再び日本銀行の窓口から支払って皆さまにお使いいただいておりますが、汚れや傷みがひどいと判断したお札は、シュレッダーで細かく裁断してしまいます。


銀行券自動鑑査機


裁断されたお札


3.傷んだお金の引換

このほか、日本銀行の窓口では、破れたり焼けたりしたお札や、曲がったりすり減ったりした硬貨など、傷んでしまったお金を、一定の基準に従って新しいお金と引換えております(手数料は無料です)。


なお、損傷したお金をお持ち込みになる場合には、事前に日本銀行にご連絡頂きますよう、ご協力をお願いします。また、受付時に本人確認を行いますので、運転免許証などの本人確認書類をお持ち頂きますようあわせてお願いします。


焼けたお札


シロアリに食べられたお札


曲がった硬貨


(1)お札の引換基準

「表と裏の両面があること」を条件に、次の基準で引換えます。


@ 残っている面積が元々の2/3以上の場合は、額面の全額。


A 残っている面積が元々の2/5以上、2/3未満の場合は、額面の半額。


B 残っている面積が2/5未満の場合は、失効。


(2)硬貨の引換基準

「硬貨の模様が認識できること」を条件に、次の基準で引換えます。

@ 残っている重さが元々の1/2を超える場合は、額面の全額。

A 残っている重さが元々の1/2以下の場合は、失効。


ただし、素材が「金」の記念硬貨は、次の基準となります。

@ 残っている重さが元々の98%を超える場合は、額面の全額。

A 残っている重さが元々の98%以下の場合は、失効。


(3)持ち込む際の留意事項

@ 焼けてしまった場合

・ お札が灰になってしまった場合でも、その灰がお札であったと確認できれば面積に含めて鑑定しますので、捨てないでください。

・ お札の原形が崩れると、確認が困難となって面積に含むことができなくなる場合がありますので、空箱に入れるなどして原形を崩さないよう、お持込みください。


A 水に浸かってしまった場合

・ 水に浸かったお札をそのままにしておくと、腐ったり固まったりして、鑑定が困難となる場合があります。早めに水から引き揚げ、汚れや泥を落とし、乾かしたうえで、お持込ください。


B 破れた場合

・ お札を透明なテープ等で貼り合わせて、できるだけ復元したうえでお持込みください。なお、お札の模様等を鑑定しますので、ガムテープ等は使用しないでください。

・ 2枚以上のお札を貼り合わせる場合は、お札の表面に印刷されている番号が左右同じであるか、ご注意ください。


なお、お持込みになるお札や硬貨の傷み具合や枚数によっては、鑑定に時間を要する場合もありますので、なるべく事前にご連絡くださるようお願いします。


連絡先:日本銀行前橋支店 発券課(TEL 027-225-1135)