業務課

「銀行の銀行」としての機能

職員が日銀ネットを操作している様子

 みなさんが金融機関に預金口座を持っているのと同じように、金融機関では日本銀行に当座預金口座を開設しています。
 日本銀行は、「銀行の銀行」として、この当座預金口座を通じて金融機関同士または日本銀行と金融機関との間の資金決済を行っています。
 みなさんがA銀行からB銀行に預金口座を持つ家族や企業に振込を依頼した場合も、最終的に日本銀行にある金融機関の当座預金口座で決済されています。

 こうした日本銀行と金融機関との間は、資金決済をオンライン処理することを目的として構築されたネットワークである日銀ネット(正式名称は「日本銀行金融ネットワークシステム」)で結ばれています。

「政府の銀行」としての機能

 日本銀行は、「政府の銀行」として、国(政府)の預金口座を管理し、国のお金である国庫金についての受払事務を行っているほか、国債の元利金支払いなど国債に関する事務も行っています。
 みなさんが納めた国税、社会保険料、交通反則金等は国の預金口座に入金され、年金や公共工事代金などの資金は国の預金口座から支払われています。
 また、これらの業務は、日本銀行の代理店として、日本銀行が委託した全国各地の金融機関でも行われています。代理店には、『一般代理店』、『歳入代理店』などがあります。