静岡支店の概要



静岡支店の概要

業務内容

災害時の役割



■静岡支店の概要

◇営業所の沿革
日本銀行は1882(明治15)年に開業し、現在、全国に32の支店があります。静岡県全域を業務区域とする静岡支店は、1943(昭和18)年6月1日に日本銀行23番目の支店として、静岡市下石町<シモゴクチョウ>に開設されました。同営業所は、第二次世界大戦での被災(金庫館を残して焼失)により、仮営業所時代を経て、呉服町<ゴフクチョウ>に移転、さらに金座町<キンザマチ>に移転し、現在に至っています。

●下石町時代の営業所
・1943(昭和18)年6月1日〜1945(昭和20)年6月20日
下石町時代
<第二次世界大戦で被災>

●仮営業所<静岡銀行本店内>時代
・1945(昭和20)年6月21日〜同年7月15日

●仮営業所<独身寮舎を転用>時代
・1945(昭和20)年7月16日〜同年10月31日

●呉服町時代の営業所
・1945(昭和20)年11月1日〜1972(昭和47)年10月8日
呉服町時代
●現在の営業所
・1972(昭和47)年10月9日〜
金座町時代

◇駿河小判座と日本銀行
日本銀行静岡支店が所在する静岡市葵区金座町には、江戸時代、徳川家康公によって御金改役に任じられた後藤庄三郎光次のもと、慶長小判等を鋳造した「駿河小判座」が置かれていました。駿河小判座は、わずか5年(1607〜1612年)で江戸の金座に統合され、光次も江戸に移りましたが、家康公と光次の関係を示す貴重な資料が、現在も静岡市葵区丸山町の安西寺に残されています。
当店では、2015年の徳川家康公顕彰四百年記念事業の一環として、駿河小判座と日本銀行の関わりについての講演を含む特別見学会を実施しました。
その詳細等につきましては、以下のリンクから、ご覧下さい。

 リンク―駿河小判座と日本銀行(要旨)(PDF:116KB)

 リンク―駿河小判座と日本銀行(資料編)(PDF:1,303KB)

◇日本銀行静岡支店と地域との関わり
今日、日本銀行静岡支店が、上記のように「駿河小判座」に由来した金座町という中央銀行にふさわしい場所で業務ができているのは、地域のご理解・ご協力があってこそです。当店では、少しでも地域の方々に日本銀行への理解を深めてもらうため、様々な活動を行っています。

◇店舗位置
住所:〒420-8720 静岡県静岡市葵区金座町26-1
TEL:054-273-4100(代表)
日本銀行静岡支店の地図
JR静岡駅北口から地下道を通り、『呉服町通り』をまっすぐ北の方向へ進んだ『静岡銀行本店営業部』の前に当店があります。
JR静岡駅から徒歩約20分



■業務内容

日本銀行の目的は、「銀行券の発行」、「通貨および金融の調節」(物価の安定)、「資金決済の円滑の確保」(金融システムの安定)です。日本銀行は、これらの目的を達成するために、1.金融政策の決定・実行、2.銀行券・貨幣の発行・管理、3.決済システム(日銀ネット)の運営、4.金融機関の考査やオフサイトモニタリング、5.国の資金(国庫金)の受払、6.金融経済情勢や金融市場・制度の調査・分析や基礎研究、などの業務を行っています。

日本銀行静岡支店は、静岡県全域を業務区域として、主に上記の2〜6の業務を営業課、発券課、業務課、文書課の4課で分担して遂行しています。

◇営業課
静岡県内の企業や金融機関などへのヒアリングや各種データ等に基づいて調査・分析し、県内の金融経済情勢の把握に努めています。調査結果は、「最近の静岡県金融経済の動向」(毎月)や「静岡県の企業短期経済観測調査結果」<いわゆる短観>(四半期毎)、「静岡県金融経済トピックス」(随時)として公表しています。また、金融機関の経営実態や業務運営に関する調査も行っており、金融システムの安定を目的とした最後の貸し手として、金融機関に資金を供給する機能も担っています。
さらに、日本銀行や日本銀行静岡支店の業務を幅広く知って頂くために、支店長による講演や支店見学、ホームページの運営・管理などの広報活動にも力を入れているほか、静岡県金融広報委員会の事務局として、中立・公正な立場からくらしに身近な金融に関する幅広い広報・学習支援活動も行っています。

◇発券課
日本銀行は、日本で唯一お札(日本銀行券)を発行している銀行です。このため「発券銀行」と呼ばれています。
お札は、日本銀行の窓口から金融機関を通じて世の中に出回り、再び日本銀行に戻ってきます。日本銀行では、皆さんに常に安心してお札を使ってもらえるように、戻ってきたお札が本物かどうか、まだ使えるかどうかを1枚1枚チェックし、きれいなお札だけを再び流通させています。このほか、焼けたり、破れたりしたお札を、新しいお札と無料で交換する引換えも行っています。お札の平均寿命は、千円札で1〜2年程度、一万円札で4〜5年程度となっています。また、現在発行しているお札は偽造抵抗力が強化されたものですが、平成26年5月には、目の不自由な方々がお札の違いを識別しやすくなるよう、五千円札の変更を実施しました。具体的には、券面左下のホログラムに貼ってある透明なシール(触感が他の印刷面と異なる)を拡大するとともに形状を変更(楕円→四角)しています。

◇業務課
日本銀行は、直接皆さんと預金や貸出取引を行うことはありませんが、金融機関は資金決済などを目的に日本銀行に当座預金口座を開設のうえ、お金を預けています。

●静岡支店の当座預金取引先金融機関(2017年6月末)36先

日本銀行は、オンラインシステム(日本銀行金融ネットワークシステム<略称:日銀ネット>)を提供して、金融機関の預金口座の管理や金融機関同士のお金の決済を行っています。
こうしたことから日本銀行は「銀行の銀行」と呼ばれており、皆さんが安心して金融機関の預金を用いた決済を行うことができるよう、決済システムの効率的・安定的な運行に努めています。

皆さんが最寄りの金融機関で納めた申告所得税や法人税といった国の税金や国民年金保険料などの社会保険料は、その金融機関から日本銀行にある国の預金口座に入金されます。また、皆さんが受け取る年金や国の行う公共工事代金の支払いなどは、この預金口座から金融機関を通じて支払われます(日本銀行の窓口でも国のお金の受入れや支払いを行っています)。
このほか、日本銀行では国債の発行や元利金の支払いなども行っています。
このように、国の資金(国庫金)の受払いを任されていることから、日本銀行は「政府の銀行」とも呼ばれています。

●静岡支店管内の日本銀行代理店数(2017年6月末)
一般代理店 12か店 官庁と直接に取引を行い、国庫金の受払や国債の元利金の支払など広範な事務を取扱う金融機関の店舗
歳入代理店等 1,239か店 国庫金の受入のみを専門に取扱う金融機関の店舗
国債代理店 11か店 国債の元利金の支払などを専門に取扱う金融機関の店舗

◇文書課
静岡支店の内部管理事務(営業所等施設の維持管理、職員の勤務管理、経費支払、支店の警備等)を行っています。
また、地域の方々との信頼関係を深めるため、町内活動への参加等を行っています。



■災害時の役割

災害時においては、とりわけお金の安定供給や金融機関決済の確保等の面で、当店が果たすべき役割には極めて大きいものがあります。特に、静岡県は全域が「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定されているため、災害時の対応については片時も疎かにしてはならないと考えています。

例えば、お金の安定供給の面では、当店の金庫に常に十分な量の通貨を備蓄しておくとともに、その供給体制の整備を心がけているほか、県の東部と西部の金融機関に銀行券の保管を委託(「災害寄託券」)することにより、遠隔地においてもお金を供給出来る体制を整備しています。

また、災害によって損傷した銀行券や貨幣を新しいものと無料で交換する引換え業務も、当店が担う重要な役割の一つです。



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