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| ■ 2012年 5月10日 「静岡県の個人消費は?」 |
| 静岡県の個人消費に関するレポートを公表し、当ホームページの「静岡県金融経済トピックス」のコーナーにアップしました。 県内の個人消費は、東日本大震災の後で弱まったあと、次第に持ち直しに向けた動きが見え始めていますが、全国に比べれば出遅れ感が否定できません。最近は有効求人倍率の上昇など好材料もありますが、製造業の先行き見通しが不透明なこともあり、手放しで楽観はできません。 震災後にみられる省エネ、食の安全、健康、防災といった消費者のニーズを捉え、これからの人口構成の変化や社会の動きにマッチしたビジネスを行っていくことが今後の課題になっていくと思います。ご興味のある方は是非お読みください。 これからも、皆さまに有用な情報発信に努めていきたいと思います。 |
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| ■ 2012年 5月10日 「小夜の中山、峠を越えて」 |
| 静岡にある東海道の峠といえば薩捶<←本当は土偏です>(さった)峠や宇津ノ谷峠の名をよく聞きますが、「箱根、鈴鹿と並ぶ東海道の難所、小夜の中山(さよのなかやま)」を知りました。五十三次の日坂(にっさか)宿の近くだそうです。休みの日にぶらっと歩いてきました。 掛川駅からバスで日坂宿へ。日坂は小さな宿場で、旅籠「川坂屋」をはじめ昔の雰囲気が残されています。各建物には木の札で昔何だったかが表示されており、地元のボランティアの皆さんが親切に説明してくれます。宿場跡がとても大事にされていました。 日坂宿を東に向かうと小夜の中山です。難所というだけあってかなり急な坂ですが、生活道路なので舗装されて車も通れます。汗をかきながら坂を登りきり、風に吹かれて気持ちよく歩くと、江戸時代から続く飴屋さんの古い建物。広重の浮世絵にも描かれた「夜泣石」にまつわる名物「子育飴」を買いました。 近くの「佐夜の中山公園」(なぜか字が違います)に行くと、富士山や雪をいただく南アルプスの山々が遠くに見えました。遠く鎌倉時代に西行法師が読み新古今和歌集に収められた歌の碑もここにあります。この場所は本当に昔から人が往来していたのですね。 「年たけて また越ゆべしと思ひきや 命なりけり小夜の中山」 急坂を下りると、日坂宿と金谷宿の間に置かれた間の宿(あいのしゅく)である菊川の里です。日坂宿のボランティアの方によれば、もともとは菊川が宿場でしたが、江戸時代になって日坂宿が作られ、菊川は間の宿になったそうです。菊川で地元の方々に交じってとろろそばを食べました。 さらに歩くと、金谷宿に近づいてきます。ここには何か所か、旧東海道の石畳があります。昔からのものもあれば近年再現されたものもあるそうですが、木漏れ日の注ぐ石畳の急坂を歩くと江戸の昔にいるようです。金谷駅に着いて、現代に舞い戻ってきました。 歴史と自然を感じる楽しい東海道ウォーキングでした。惜しむらくは、菊川の里より東が島田市になるため、掛川でもらった地図に道が載っておらず、歩くのに少し苦労しました。市町を越えた案内図などがあると歩く人は助かるかもしれませんね。 最後に蛇足ですが、4月14日、現代の東海道とも言うべき新東名高速道路が開通しました。寄稿文を「寄稿文・講演資料」のコーナーに載せましたので、ご覧いただければ幸いです。 |
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| ■ 2012年 4月11日 「短観のグラフが示すもの」 |
| 4月2日、日銀のアンケート調査「短観」3月調査の結果を公表しました。その主な内容をグラフにしたものを「支店長寄稿文・講演資料」のコーナーに掲載しました。 今回特筆すべきは、リーマンショック以降長らく全国を下回っていた静岡県企業の業況判断DIが、4年ぶりに全国に追いついたことです。 もう少し細かく見てみますと、製造業は東日本大震災以降の持ち直しの勢いが強く、全国を上回る水準になっています。一方、非製造業はリーマンショック以降継続的に全国を下回ってきましたが、今回調査では大きく改善しています。 これらの動きが合わさって全国に追いついた訳ですが、注意すべき点もあります。製造業は全国を上回って持ち直していますが、持ち直しのペースは緩やかになっています。非製造業は今回大きく改善しましたが、その要因は今冬の寒さや昨年の台風の復旧工事といった一時的なものも含まれているとみています。 このため、先行きについては慎重な見方が多く、再び全国を下回る見通しとなっています。「企業マインドは改善したが、一時的要因に支えられている部分もあり、先行きについては慎重になっている」ということかと思います。 2012年度の経常利益は前年比小幅増益の予想ですが、収益環境は、仕入価格が上昇しているのに販売価格は下落しているという苦しい状態が続いています。設備投資計画は前年並みですが、設備の過剰感は根強いという結果も出ています。一方で、業況判断の改善に伴い雇用人員の過剰感が薄れてきているという好材料も出てきています。 このように、全国に追いついたとはいえ強弱いろいろな要素があり、静岡県の企業マインドは微妙な段階に差しかかっています。引き続き、経済指標のほか個別企業の状況などもうかがいながら正確な景気判断に努めて参ります。 |
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| ■ 2012年 3月14日 「デフレ脱却と地域資源」 |
| 新しい講演資料をホームページの「支店長寄稿文・講演資料」のコーナーに掲載しました。 日本銀行は2月14日、デフレ脱却を目指し、消費者物価前年比1%を目指して強力な金融緩和を行うことを公表しました。今回の資料では、同措置やその背景となる経済情勢について説明しています。 一方、デフレ脱却のためには金融緩和だけでなく成長力強化も必要であり、そのためには新分野の開拓や経済の構造転換のほか、各地域がそれぞれの資源を最大限活用していくことも重要になると思います。今回の資料では、静岡県の豊かな地域資源の活用についても触れています。 先月ご紹介した静岡新聞「窓辺」でも、静岡の地域資源や日銀の役割などについていろいろと書かせていただいています。こちらも本ホームページに順次掲載していますので、どうぞご覧ください。 |
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| ■ 2012年 2月 8日 「久能山の長い石段」 |
| お正月に、大御所徳川家康公が眠る国宝・久能山東照宮に行ってきました。以前、日本平からロープウェイに乗って訪れたことはあるのですが、有名な石段の表参道を一度登ってみたいと思っていました。 静岡駅からバスを乗り継ぎ、海岸の「ストロベリーロード」を走って久能山下まで。降りると、あたりには石垣いちごの農園がたくさんあり、いちご狩りが始まっていました。静岡では、「あきひめ」、「べにほっぺ」といった品種が有名だそうです。今回は先を急ぎましたが、今度家族と一緒に来たいと思っています。 いちご農園の間を抜け、石段を登り始めます。初詣の時期だけに人が多く、お年寄りも小さな子供もがんばって登っています。曲がりくねった石段を登り続け、疲れてきた頃にふと振り返ると、眼下に広がる駿河湾の眺め。ほっと一息つきました。 一休みして再び登り始めます。足腰が重くなり、「あと何段かなあ」と弱気になった頃、1,159段の石段を登り終え、やっと久能山東照宮に着きました。ここに来るのは二度目ですが、黒を基調としながら色鮮やかな装飾が施された社殿には今回も目を見張りました。 久能山からロープウェイに乗って日本平へ。ここからの富士山の眺めは見事ですが、今年は雪が少なく、黒い地肌が浮き出ていました(今は雪をかぶった綺麗な富士山になりましたので、日本平から見たらさぞ美しいでしょう)。 日本平で桜えび団子を食べ、いちごのフレッシュジュースを飲んで、バスで戻ってきました。途中、何回か来たことがある舞台芸術公園や日本平動物園の横を通りました。近くにはサッカースタジアムもあり、少し足を延ばせば清水港もあります。こうしたところも回れば、いろいろな楽しみを一度に味わえます。 身近なところにもいろいろな観光資源がある静岡の街です。 ところで、現在、静岡新聞夕刊の「窓辺」に執筆しています。静岡県の経済、自然、文化等について思うままに書いていますが、このホームページの「寄稿文・講演資料」のページにも随時掲載していますので、どうぞご覧ください。 |
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| ■ 2012年 1月12日 「明けましておめでとうございます」 |
| 2012年の幕が開きました。経済的には先行き不透明感が強い中での年明けとなりましたが、地域経済の現状と展望について、できるだけ分かりやすい情報発信に努めてまいりたいと思います。 年初にあたり、二つの資料をホームページの「支店長寄稿文・講演資料」のコーナーにアップしました。 一つめは、昨年12月15日に公表した静岡県の短観(日本銀行企業短期経済観測調査)をグラフにしたものです。12月短観の業況判断(企業の事業がうまくいっているかどうかの判断)は、9月短観に比べ若干好転しました。このところ、円高や海外経済の不透明感が広がっており、足もとは何とか持ちこたえましたが、先行きについては、悪化を予想する企業が多くなっています。企業収益や設備投資の動きは前回調査と大差ありませんので、11月9日のコラムをご覧ください。いずれにせよ、先行き不透明感がかなり強い状況にありますので、引き続き県内の経済情勢を慎重に見ていきたいと思います。 二つめは、静岡経済研究所の「SERIまんすりー」に掲載された年頭所感です。新年にあたり、不透明な中ではありますが、静岡県の強みや資源を活かした地域の活性化ができるのではないかという思いを込めて書いたものです。 この1年間、本コラムでも、時々の経済情勢や静岡県の地域資源等に関し、肩の凝らない情報発信を続けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 |
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| ■ 2011年12月15日 「デフレと金融政策」 |
| 本ホームページの「支店長寄稿文・講演資料」のコーナーに、新しい講演資料を掲載しました。 最近の講演で、日銀の機能、金融政策のあり方や手法について説明しましたので、今回はそうした内容も含まれています。 わが国の経済は成熟し、低成長時代、言い換えれば低金利時代に入ってきました。一方で、先進国では金余り現象が生じ、巨額のお金が世界中の成長しそうな分野に集中して「バブル」や「バブルの崩壊」のような現象が起こりやすくなっています。 日銀などの中央銀行の役割も、高度成長の時代にはインフレとの戦いが中心でしたが、低成長の社会ではむしろデフレとの戦いが大事になってきています。デフレとの戦いは、金利をゼロ以下に下げられないので、一筋縄ではいきません。そこで、かつてないいろいろな手法をとりいれていくことになります。 とくに最近は、海外経済が不透明感を増し、円高も進んでいます。地域経済の現状をしっかり把握して、金融政策運営に役立てていきたいと思っています。 一方、地域経済という観点からは、各地域が自分の長所を活かし、それぞれの得意な産業や地域資源を活用していくことがますます重要になっています。デフレ脱却のためには、社会・経済の変化に応じた新たな産業、新たな成長分野の開拓が必要だと思いますが、各地域の特色を活かした取り組みも重要です。 その点、静岡県は、幅広い製造業に加え、豊かな自然に育まれた農林水産資源や観光資源が多くあります。こうした長所をさらに活かしていくことは十分可能ですし、新東名高速の開通や富士山静岡空港の活用など、物流上の利点を活かせば、まだまだ成長する余地があると思います。そうした観点から、資料の最後には静岡県経済の特色と課題についても触れました。 こうした内容にご興味のある方は、ご覧いただけると幸いです。 |
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| ■ 2011年11月 9日 「短観で見る静岡県経済」 |
| 日本銀行では、「短観」(企業短期経済観測調査)という企業アンケート調査を3か月毎に行っており、県内企業の調査結果については静岡支店が公表しています。 9月調査の結果を10月3日に公表し、本ホームページに掲載しましたが、よりよく理解していただくため、グラフを中心とした「9月短観の概要」という資料を作成し、「支店長寄稿文・講演資料」のコーナーに掲載しましたので、どうぞご覧ください。 簡単に説明しましょう。まずは業況判断です。「業況判断」とは、各企業の事業がうまくいっているかどうかの判断です。各企業の業況を「良い・さほど良くない・悪い」の三択で回答してもらい、「良い」と答えた企業の割合(%)から「悪い」と答えた企業の割合(%)を引いたものが、「業況判断DI」です(1〜2頁)。プラスが大きいほど企業から見て景気が良いことになります。 最近の動きを見ると、東日本大震災の影響により県内企業の多くで部品調達が困難となり、前回6月調査の時に業況判断DIが大きく悪化しました。それが今回は、部品調達が急速に改善して、ほぼ震災前の水準に戻りました。静岡県は、輸送用機械など部品調達が困難になった業種が多いため、全国平均に比べて落ち込みが大きく、その分回復も急速になったのです。 次に、企業の収益は、10年度はリーマンショックのあと久しぶりにプラスになりましたが、11年度はほぼ前年度並みです(3頁)。企業の収益環境を見ますと、仕入価格は国際商品市況の上昇もあって上がっているとする企業が多いのに対し、販売価格はデフレ傾向の継続もあって下がっているとする先が多く、厳しい状況が続いています(4頁)。 県内企業の設備投資は、輸送用機械や消費関連で大型投資がみられることもあり11年度は前年比大幅増加となっています(5頁)。設備が過剰か不足かという質問に対しては、過剰とする先の方がまだ多いですが、過剰感は徐々に後退しています(6頁)。 雇用人員についても、過剰とする企業の方が多いですが、過剰感はかなり薄らいできました(7頁)。設備も雇用も、震災後の6月に一時的に過剰感が強まりましたが、業況判断と同様、静岡は震災による一時的な悪化が全国より大きい(グラフが深い逆V字になっている)ことが分かります。 企業の資金繰りについては、震災後の6月に苦しいとする先が一時的にやや増えましたが、傾向としては徐々に金融緩和が浸透しているとみられます(8頁)。 このように、今回調査では、震災の影響が薄れることによるプラスの側面が強く出ていますが、これからは、最近の円高や海外経済の不安などの影響が出てくる可能性もあり、まだまだ予断を許さない状況です。引き続き県内経済を注意深く見ていきたいと思います。 |
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| ■ 2011年9月8日 「オープン講座の講演資料を掲載しました」 |
| 先日、本ホームページをリニューアルしましたが、やはり情報発信を拡充する趣旨で、本日、支店長オープン講座の資料をホームページの「支店長寄稿文・講演資料」のコーナーに掲載いたしました。 講演資料は、個々の講演の性格やご要望、経済情勢の変化などによって常に修正しておりますが、今回掲載したのは、8月までに使った標準的な資料です。これからも節目ごとに掲載していこうと思います。 オープン講座に参加できなかった方のご参考にしていただくとともに、ご覧いただいてこうした経済問題にご関心があれば、是非オープン講座をお申込みください。 |
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