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二千円札コーナー

二千円札Q&A

【Q7】二千円札の偽造防止対策にはどのようなものがありますか?
【A7】

二千円札には、以下のような数多くの偽造防止技術が搭載されており、2004年11月から発行している新しい日本銀行券(一万円券、五千円券、千円券の3券種) に劣らない高い偽造抵抗力を有しています。

<偽造防止技術>

(1) 潜像模様
お札を傾けると表面左下には「2000」の文字が、裏面右上には「NIPPON」の文字が浮び上がります。

(2) 光学的変化インキ
表面右上の文字「2000」は、角度を変えると青緑色から紫色に変わります。

(3) パールインキ
お札を傾けると、左右の余白部にピンク色を帯びたパール光沢のある半透明な模様が浮び上がります。

(4) マイクロ文字
平成5年12月1日以降に発行されたお札と同様に「NIPPONGINKO」と書かれた小さな文字が印刷されています。凹版印刷では従来の文字よりも小さい文字を取り入れているほか、新たに地紋印刷による文字が導入され大小取り混ぜた文字が曲線的にデザインされています。

(5) 深凹版印刷
「弐千円」などの漢字や守礼門の図柄は、従来のお札よりもインキが表面に盛り上がるように印刷されています。

(6) 識別マーク(凹版)
目の不自由な方が指で触って識別できるように、従来の「すき入れ」に代えて一層ざらつきのある上記「深凹版印刷」によるマークを導入しています。マークは点字の「に」をデザイン化しています。

(7) 特殊発光インキ
平成5年12月1日以降に発行されたお札と同様に、表の印章(日本銀行総裁印)に紫外光をあてるとオレンジ色に光るほか、地紋模様の青色部分が黄緑色に発光します。

※なお、偽札を作ったり、偽札と知りながらそれを使用した場合は、 法律で罰せられます。また、本物の日本銀行券の額面を書き換えたり、切ったりして変造することも、同じように罰せられます。
・通貨偽造・変造罪(刑法第148条第1項)→無期または3年以上の懲役
・通貨偽造・変造通貨の行使罪(刑法第148条第2項)→無期または3年以上の懲役

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