■事務所長からのメッセージ
■大学で「お金とくらし」を講義
6月は鳥取中部・東部の大学で、鳥取県消費生活センター主催のくらしの経済・法律講座の1講義を担当しました。生活に必要な専門的知識を身につけてもらおうと、毎年地元大学の協力を得て実施されているものです。
副会長を務める鳥取県金融広報委員会が同センター内に事務局をおいている縁で、講師派遣の依頼があるのですが、鳥取大学と鳥取短期大学で、在学生と一般公募生(社会人)が受講されていました。
今回の講義の担当テーマは「お金とくらし」。個人や企業、国など、様々な経済主体がおかれた財務状況を、バランスシート(貸借対照表)で表現したうえで、例えば個人の場合の金融商品の選択のポイントなどを解説しました。また通貨への信任を確保する(お金をお金として信じてもらう)ために、中央銀行がどのような役割を担っているのか、広報ビデオもご覧頂きながら説明しました(写真は鳥取大学での講義の模様)。
そのうえで、日本経済の置かれた現状、デフレ経済からの脱却に向けた取り組み、世界的な金融経済情勢の日本への影響など、時事的なトピックスも取り上げて、くらしの知識を深めて頂くよう工夫したつもりです。
日本銀行鳥取事務所では、鳥取県金融広報委員会と連携しながら、金融知識や最近の金融経済情勢について、ご要望に応じ、講師を派遣しています。ご希望のある方は、私ども事務所までお問い合わせください。
2012年7月
日本銀行鳥取事務所長
大石 正人
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