■事務所長からのメッセージ
■夏休みにお金と日本銀行の役目を学ぶ
日本銀行は3カ月ごとに「生活意識に関するアンケート調査」を実施しています。先ごろ公表された第50回調査には、日本銀行についてどれくらい理解が得られているか、に関する質問があります。答えやすいように、設問を変えたり加えたりしてみましたので、皆さんも回答してみて下さい。⇒ 回答は別紙をご覧ください。
1.@とAに入る言葉を入れて下さい。 日本銀行の目的は( @ )と( A )の安定である。 2.( )内に入る言葉を次のB〜Dより選んで入れて下さい。 現在の金融政策は、( )により行っている 選択肢:B公定歩合の上げ下げ、C短期金利の操作、D外国為替市場への介入 3.現在通用している紙幣(日本銀行券)の種類としてE〜Gのうち誤っているものを答えて下さい。(複数回答でも結構です) E百円券、F二千円券、G十万円券 4.次のH、Iのいずれが正しいか答えて下さい。 Hお札は日本銀行だけが発行できる。 Iお札は政府だけが発行できる。 |
ちなみに、「子どものくらしとお金に関する調査(第2回、平成22年度実施)」によると、最後の問い(お札はどこ<正答を記載>だけが発行できる)に、全国の中学生で正しく答えられたのは55.7%、わからない、と答えた生徒は31.6%になっています。
ライフステージに合わせて、金融知識や金銭感覚を養うことは、子供や家庭の生活力を高めていくための前提になります。
日本銀行や金融広報委員会では、学齢期の児童・生徒さんや教師向けに、金融教育の推進に取り組んでいるほか、必要に応じ、日本銀行や金融広報アドバイザーを派遣しています。地域によっては、日本銀行主催で、(呼び名は様々ですが)「夏の親子セミナー」「見学会」などを開催しています。
東京都中央区の日本橋にある貨幣博物館は、夏休み期間中も、休館日の月曜日を除く土日を含む毎日9時30分〜16時30分まで開館し、お金に関する学習を手助けしています。
上記の質問の回答に戸惑った方、ぜひ学習の門戸を叩いて見られませんか?夏休みの課題も含め、何かご相談があれば、日本銀行鳥取事務所にも遠慮なくご連絡下さい。
2012年8月
日本銀行鳥取事務所長
大石 正人
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