愛媛県金融広報委員会:金融・金銭教育研究校制度とは?

金銭・金融教育研究校制度とは?

 「金銭教育研究校制度」および「金融教育研究校制度」とは、生徒・児童・幼児それぞれの発達段階に応じて、 「もの」や「お金」に対する健全な価値観の養成や、将来の生活を支える金融・経済に関する正しい知識の習得をはかる ことを目的として、金融広報委員会が、高等専門学校、高等学校、中学校、小学校、幼稚園、保育所および認定こども園における具体的な教育の実践や、その効果的 な方法の研究を支援させていただく制度です。

 なお、「もの」や「お金」に対する健全な価値観の養成に力点をおく教育を「金銭教育」、 さらに、金融・経済に関する正しい知識の習得にも広げていく教育を「金融教育」と呼んでいます。

 当委員会では、生徒・児童・幼児の健全な金銭感覚の育成や、金融経済に関する基本的知識の習得に資するため、教育現場における金銭・金融教育の指導上の進め方について研究協議や意見交換を行う「金銭・金融教育協議会」を毎年開催しており、各研究校には、この場において研究成果の発表をして頂いております。

【平成28年度 金銭・金融教育協議会の模様】

 平成28年11月8日(火)に、「愛媛県金銭・金融教育協議会」を開催し、教員や教育委員会関係者等116名の方々にご参加頂きました。

 本協議会では、まず、平成28〜29年度の金銭・金融教育研究校4校(四国中央市立川之江幼稚園・伊予市立北山崎小学校・大洲市立肱東中学校・愛媛県立北条高等学校)から、研究活動の実績報告をして頂いたほか、分科会を実施しました。各研究校は、それぞれの研究主題・教育目標について、目指すべき園児・児童・生徒像を明確にしたうえで、日頃の教育プログラムの中に金銭・金融教育を取り入れるなど、様々な活動に取り組まれました。

 具体的には、「お店ごっこ、育てた苗の販売(幼稚園)」、「おこづかいゲーム(小学校)」、「職業選択について考える全校集会(中学校)」、「各教科における金融教育に視点をおいた授業の実施(高等学校)」、「金融広報アドバイザーによる講演会の実施(幼・小・中)」など多方面に亘って取り組んで頂き、子どもたちの実態に応じて体系的に金銭・金融教育を進めてこられた現場の様子などと併せて紹介して頂きました。

 分科会では、幼稚園、小学校、中学校、高等学校に分かれて、研究活動の実践事例や金銭・金融教育の進め方などについて自由に討議をして頂きました。  研究校の発表を聞いた参加教員からは、「各研究校の具体的な取組みを知ることは、大変有意義だった。発達段階に合わせた金銭・金融教育をする必要性を認識できた」、「金銭・金融教育に視点を置いた活動は、子どもたちの力になっていくと感じた」といった前向きな声が聞かれました。

 講演会では、前 帝京大学大学院教職研究科教授の小関禮子先生に、『学校における金銭・金融教育の進め方〜主体的に生きる子どもの育成〜』と題しご講演を頂きました。

 先生は、現代の子どもたちは、豊富なものや押し寄せる情報によって、安易で無計画な買い物をしやすい状況にあると説明され、金銭・金融教育を通して、お金を自分らしく生かすために自ら意思決定し、行動できる子どもの育成が必要であるとお話し頂きました。参加教員からは、「多くの経験談を交えてお話され、金融教育を行う上で必要な考え方や、具体的な進め方がよくわかった」との声を多数頂きました。


「愛媛県金銭・金融教育協議会<br>(全体会)」の模様   「愛媛県金銭・金融教育協議会<br>(講演会)」の模様

                    「愛媛県金銭・金融教育協議会」の模様

【平成28〜29年度研究校紹介】

       
学校名 委嘱期間
四国中央市立川之江幼稚園 自:平成28年4月 1日
至:平成30年3月31日
伊予市立北山崎小学校
大洲市立肱東中学校
愛媛県立北条高等学校