「物価の安定」や「金融システムの安定」という日本銀行の役割を果たすため、県内企業や金融機関へのヒアリングを行うなど、秋田県内の金融経済に関する調査活動を行っています。
調査から得られた情報は、記者会見やホームページなどを通じて公表しているほか、日本銀行の金融政策の判断材料のひとつとしても活用されています。
日本銀行秋田支店の主な公表資料 | 内容 |
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秋田県金融経済概況 | 秋田県内の景気動向を調査・分析して毎月1回公表しています(8月を除く)。 |
秋田県短観 | 年4回(3、6、9、12月)県内企業に景況感や事業計画等に関するアンケート調査を行い、その結果を公表しています。 |
特別調査 | 秋田県の金融経済情勢について、その時々で注目度が高いトピックを設定のうえ重点的に調査し、分析結果を取りまとめ、公表しています(不定期)。 |
記者会見や講演等を通じて、金融経済情報の提供に努めているほか、店内見学のご案内なども行っています。
また、「秋田県金融広報委員会」の事務局を設置しており、中立・公正な立場からくらしに役立つ身近な金融情報の提供を行っています。
日本銀行は「災害対策基本法」に基づき、災害発生時には所管事務にかかる応急措置を取ることが求められています。
そのため、災害発生時には東北財務局秋田財務事務所と連名で、被災地の関係金融機関等に対し「預金証書、通帳を紛失した場合でも預金者であることを確認して払戻しに応ずること」などの金融上の特別措置を要請することがあります。
日本銀行秋田支店の業務を円滑に行うことができるよう、営業所や行舎の維持管理、職員の勤務管理などを行っています。
記者会見場の様子
広報ルームの様子
業務課は、「銀行の銀行」としての機能および「政府の銀行」としての機能を担っています。
みなさんが金融機関に預金口座を持っているのと同じように、金融機関は日本銀行に当座預金口座を開設しています。日本銀行は、「銀行の銀行」として、この当座預金口座を通じて金融機関同士、または日本銀行と金融機関との間の資金決済を行っています。また、日本銀行と金融機関との間は、資金決済をオンライン処理することを目的として構築されたネットワークである日銀ネット(正式名称:日本銀行金融ネットワークシステム)で結ばれています。
日本銀行は、「政府の銀行」として、国(政府)の預金口座を管理し、国のお金である国庫金についての受払事務を行っているほか、国債の元利金の支払など国債に関する事務も行っています。
なお、国庫金には、みなさんが国に納付する国税や社会保険料、交通反則金のほか、国から支払われる年金や公共事業費などがあります。
また、日本銀行では、みなさんの国庫金の納付手続きの利便性の向上や事務効率化のため、関係機関と協力しながら国庫金事務のデジタル化を進めています。
国庫金の一部については、インターネットバンキングや金融機関のATMなどを利用して電子納付することができます。
詳しくはこちらを参照ください(『キャッシュレス納付の推進について』(PDF 459KB))。
発券課は、「発券銀行」としての機能を担っています。
日本銀行はわが国で唯一の「発券銀行」としてお札(日本銀行券)を発行しているほか、政府が発行する硬貨(貨幣)も取扱っています。
お札は、独立行政法人国立印刷局で作られ、まず日本銀行へ運びこまれます。そのあと、金融機関を通じて世の中に流通されます。
世の中に流通したお札は、個人・企業などにより様々な目的に利用されたあと、再び金融機関を通じて日本銀行に戻ってきます。
日本銀行では、戻ってきたお札を安心して使えるように、本物かどうか、まだ使えるかどうかを機械や人手で一枚一枚チェックしています。この作業を「鑑査」といいます。
鑑査の結果、まだ使用できると判断されたお札は再び世の中に流通させる一方、もう使用できないと判断されたお札は、細かく裁断のうえ廃棄されます。
日本銀行の窓口では、破れたり焼けたりしたお札や、曲がったりすり減ったりした硬貨など、傷んでしまったお金を、一定の基準に従って新しいお金と引換えています(手数料は無料です)。この取扱いを「引換え」と言います。
引換え基準
焼けたお金
引換えについての詳細はこちらを参照ください損傷したお金の引換え窓口(日本銀行本店ホームページ)。