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大分支店の紹介

業務と役割

「発券銀行」としての役割

日本銀行は、わが国で唯一の「発券銀行」として、日本銀行券(お札)を発行しています。また、お札のほかに政府が発行している貨幣(硬貨)も取扱っています。現在有効なお金をご覧になりたい方は、「日本のお金」(日本銀行本店ホームページ)をご覧ください。

お札は国立印刷局、硬貨は造幣局で製造され、一旦、日本銀行の金庫に保管されます。その後、金融機関を通じて世の中に流通し、日々の決済に利用され、再び金融機関から日本銀行に戻ってきます。銀行券の一生をご覧になりたい方は、「銀行券の一生」(日本銀行本店ホームページ)をご覧ください。

お金の鑑査

日本銀行では戻ってきたお札や硬貨の鑑査(偽札がないか、再度流通に適するものかなどをチェックすること)を行っています。
お札の鑑査は、専用の機械(銀行券自動鑑査機)を使用して行っています。

損傷したお札・硬貨の引換

日本銀行では、破れたり焼けてしまったりしたお札や、摩耗・変形した硬貨を、法令等に定める基準により、新しいお金と交換(引換)しています。引換の可否を判断するには、日本銀行において相応の時間を要しますので、よりスムーズな対応を図るため、事前のご予約をお願いしています。

大量(20枚を超える)の引換を希望される場合には、ご来店の日時や枚数を調整させていただくことがございますので、ご理解・ご協力をお願いします。20枚以下の場合は「引換受付サイト(外部サイトへリンク)」からご予約ください。

受付時間と連絡先は次のとおりです。

受付時間:平日の午前9時から午後3時まで
連絡先:097-533-9131

損傷したお金の引換については、「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて(日本銀行本店のホームページへリンク)」をご覧ください。

「銀行の銀行」としての役割

皆さんが金融機関に預金口座を持っているのと同じように、金融機関は日本銀行に当座預金口座を開設しています。この当座預金口座を通じて、金融機関同士、または日本銀行と金融機関との間の資金決済が行われています。また、日本銀行は、資金や国債の決済が安全かつ効率的に行われるよう、日本銀行金融ネットワークシステム(日銀ネット)というコンピュータネットワークシステムを運営しています。

「政府の銀行」としての役割

日本銀行は、「政府の銀行」として、国(政府)の預金口座を管理し、国のお金である国庫金の受払事務を行っています。また、国債の元利金の支払いなど、国債に関する事務や、国が所有または保管する有価証券の受払・保管などの事務も行っています。なお、国庫金には、国税や社会保険料、交通反則金など、皆さんが国に納付するものと、年金や公共事業費など、国から支払われるものがあります。

日本銀行では、関係機関と協力して、皆さんが国庫金を支払う際の手続きのデジタル化(キャッシュレス納付)を推進しています。

調査活動

日本銀行では、「物価の安定」や「金融システムの安定」という目的を果すために、様々な調査活動を行っています。

産業調査

大分支店では、大分県内の企業などのご協力を得て、景況感や経済動向に関する聞き取り調査を実施しているほか、四半期(3、6、9、12月)ごとに「企業短期経済観測調査(短観)」というアンケート調査を行うことにより、大分県の景気動向を分析・把握しています。こうした調査活動から得られた情報は、日本銀行が行っている金融政策などに活かしているほか、記者会見やホームページなどで広く公表しています。

金融調査

様々な経済活動が円滑に行われ、また、金融政策がその効果を十分に発揮するためには、「金融システムの安定」が不可欠です。大分支店では、大分県内にある金融機関と緊密な情報交換を行い、預金・貸出の動きや金融機関の動向を把握することで金融システムの安定に努めています。

広報活動

対外公表資料の公表(記者会見)や、店内見学、金融広報委員会としての活動、情報公開受付等を行っています。