世の中で流通し金融機関を通じて再び当店に戻ってきたお札は、ここで1枚ずつ偽造券が混じっていないかどうかを調べるとともに、汚れや損傷がひどく廃棄処分するものと、再び使えるものとに分別します(こうした作業を鑑査<かんさ>)と言います)。お札が、偽造券が多かったり、汚れや傷みがひどいと「経済の血液」であるお金が使いにくくなり、経済活動に支障を来してしまいます。これを防ぐために、日本銀行は鑑査を行い、世の中に流通するお札を新しくきれいな状態に保ち、皆さんが安心してお札を使えるようにしています。