毎日、皆さまが使っているお札や硬貨は、日本銀行の窓口から支払われ、民間の金融機関を通じて皆さまのお手元に届いたものです。そのお札や硬貨は、皆さまのお買い物などさまざまなところで使われたあと、再び民間の金融機関を通じて日本銀行に戻ります。
窓口でお札を支払うところ
1億円のビニールパック(重さは約10kg)
本店の金庫内
日本銀行に戻ってきたお札は、そのあと、汚れや傷みのひどいものはないか、偽札が混入していないかなど、1枚ずつ確認し、再び使用できるものとできないものに選別します。この作業を「鑑査(かんさ)」といいます。昔はすべて職員の手作業で行っていましたが、現在は主に「銀行券自動鑑査機」という高性能な機械で行っています。
「銀行券自動鑑査機」が選別した綺麗なお札は、再び日本銀行の窓口から支払って皆さまにお使いいただいておりますが、汚れや傷みがひどいと判断したお札は、シュレッダーで細かく裁断してしまいます。
このほか、日本銀行の窓口では、破れたり焼けたりしたお札や、曲がったりすり減ったりした硬貨など、傷んでしまったお金を、一定の基準に従って新しいお金と引換えております(手数料は無料です)。
損傷したお札の引換については、「日本銀行が行う損傷現金の引換えについて」(日本銀行本店ホームページ)をご覧ください。
なお、損傷したお金をお持ち込みになる場合には、よりスムーズな対応を図るため、事前のご予約をお願いしています。引換えを希望される際には、予め、日本銀行前橋支店にご連絡頂きますよう、ご協力をお願いします(027-225-1137)。