物価の安定・金融システムの安定
日本銀行は、お金を安心して取引の決済に使うことができるように、「物価の安定」(お金の価値が安定していること)とともに、「金融システムの安定」(お金の貸し借りや受払が安心して行われる状態)に努めています。
物価の安定
産業調査は、「物価の安定」を点検する上で大切な業務です。松江支店では、多様な業種の企業を訪問し、生産、販売の動向や設備投資計画、価格動向などについてお伺いしているほか、様々な統計データの分析を行っています。このほか、「企業短期経済観測調査(短観)」というアンケート調査(約200社を対象)を四半期毎に行っています。
金融システムの安定
金融モニタリングは、「金融システムの安定」を点検するための業務です。松江支店では、金融機関の預金・貸出動向等を調査するとともに、各種経営資料の分析、意見交換等を通じて、金融機関の経営実態把握に努めています。
こうした産業調査や金融モニタリングによって集められた情報や分析結果は、他の地域の情報等とともに本店に集約され、金融政策や金融システムに関わる政策の企画・立案に活用されています。また、日本銀行松江支店でも、地域の皆さんにも役立ててもらえるよう、毎月「山陰の金融経済動向」の公表や記者会見等により情報発信を行っています。