▲昭和34年ごろの岡山支店(現ルネスホール)
当店は、木村清四郎・第4代日本銀行副総裁(岡山県出身)の尽力により、大正11年4月1日に、本行の15番目の支店として岡山市内山下において、支店長以下26名の職員により営業を開始しました。当時の営業所敷地は約650坪で、建物は、鉄筋コンクリート造石積2階建、延面積約233坪であり、日本銀行本店を設計した辰野金吾の弟子であった長野宇平治の設計のもと、大正11年2月に完成しました。
日本銀行旧岡山支店の成り立ちや支店建物の特徴(構造、装飾など)を紹介した記事が「にちぎん No.37 2014年春号」(発行:日本銀行情報サービス局)(PDF 1,948KB)に掲載されました。
戦後は、人員、物量の増大に対処するため、金庫館の建築等を実施してきましたが、業務機械化の進展等に伴い営業所が手狭となったため、昭和60年5月に、日本赤十字社から現在地を購入(支店用地は旧岡山赤十字病院の跡地)しました。
また、建物は、昭和61年2月に起工した後、同62年9月に竣工、同62年10月12日から新店舗での営業を開始しました。新営業所は、業務機械化の進展や事務態様の変化に対応し得る機能と設備を備え、長い将来にわたって支店業務を遂行できるよう配慮している点が大きな特徴となっています。建物の一部には、岡山県笠岡市北木島の北木石が使用されています。
▲出典 広報誌にちぎん2014年秋号(表紙・画 北村公司氏)
「にちぎん No.39 2014年秋号」の表紙に、日本銀行岡山支店現店舗が描かれました。掲載時のコメントは「表紙のことば」(PDF 64KB)をご覧ください。