日本銀行は、世の中で流通して戻ってきたお札について、「自動鑑査機(じどうかんさき)」という高性能な機械を使ってニセのお札が混ざっていないか、汚れや傷みのひどいものはないか、1枚ずつ確認し、再使用可能なものとそうでないものに分けています。これを「鑑査(かんさ)」といいます。
長崎支店の鑑査室でも、みなさんがお札を安心して、きれいな状態で利用できるように鑑査を行っています。きれいなお札は再び世の中に出ていきます。傷んだお札は細かく切りきざまれます。切りきざまれたお札は固形燃料(こけいねんりょう)や建材(けんざい)などにリサイクルされています。
▲ 傷んだお札を切りきざんだもの |