研究校で開催した公開授業や協議会の模様をご紹介します。
新潟県立佐渡総合高等学校 (2024年12月18日) |
公開授業・金融経済教育協議会 工業科「はじめての金融論~モノづくりと企業経営に関連して~」3年生 同校は、工業科において「ものづくり」を経由して金融経済について理解を深め、地域の産業とその課題について考える取り組みを推進してきた。協議会に先立ち、公立大学法人三条市立大学・倉橋和弘准教授を講師にお招きして公開授業が行われた。参加した生徒19名は、事業を継続させるための「価値」創出や金融取引のしくみなど、多角的視点で捉えるものづくりと企業経営のエッセンスに触れて大きな刺激を受けた様子で、進路や先行きの人生について考える好機となった。将来の資産形成や起業などに興味を抱き、さらに深く学ぶ意欲も高まっているという。 |
---|---|
新潟市立結幼稚園 (2024年7月9日) |
公開保育・金融経済教育協議会 「祭りでお店ごっこ」5歳児 年長児が、お祭りで楽しめる様々なお店を品物作りから遊び方まで考え、お店ごっこを楽しんだ。異年齢の園児をお客さんに迎え、大きな声で呼び込みをしたり、他のお店を手伝ったりと、工夫や協力をしながら生き生きと活動する様子が見られた。また、手作りしたおもちゃのお金をやり取りする中で、売上金を銀行に預けたり、足りなくなったらおろしたりと、遊びの中でのお金がしっかり循環していた。 その後の協議会では、活発な意見交換の中で、「個」「集団」「金融」の視点から、年下の子ども達への気配りやお金の価値への理解など、活動を通して子ども達の成長が感じられたとの声が聞かれた。 |
刈羽村立刈羽中学校 (2023年11月29日) |
公開授業・金融教育協議会 社会科「私たちの暮らしと経済~企業にチャレンジしてみよう~地域住民を出資者とした模擬株主総会」3年生 生徒はこれまで地域の産業とその課題、働く意義などを学び考える中で、地域おこしの取組として、地域の素材を活かした企業プランの作成に取組んできた。公開授業では、9つのプレゼンテーションに対し、役場の職員や地元起業経営者などが審査員となり投票を行った。起業プランでは、農業や観光、コミュニティなどの分野で生徒たちが感じた問題意識をもとに、その解決につながる独創的なアイディアが数多く発表され、審査員からの鋭い質問に対し、戸惑いながらも自分たちの考えを真剣に伝えていた。 |
長岡市立関原中学校 (2023年2月2日) |
公開授業・金融教育協議会 総合的な学習の時間「販売プロジェクトの経験を生かし、関中ブランドの価値を高めよう」1年生 生徒はこれまで起業家体験学習として、地元を盛り上げるための「関中ブランド」を立ち上げ、地元企業と連携して商品を開発し、販売活層を行った。その販売プロジェクトを振り返る中で「商いの難しさ」を知り、消費者のニーズと価格が合わなければ売り上げに結びつかないことを実感した。経営者の立場で再度新商品について考え直し、自分のアイデアをPRするプレゼンテーションを行った。 |
新潟市立二葉小学校 (2022年11月18日) |
公開授業・金融教育協議会 社会科「地域で受け継がれてきたもの」4年生 児童は、これまでの授業の中で、地域の文化財である新発田城の維持管理に多くの費用がかけられてきたことを知り、実際に城を見学したり、保存継承に携わる地域の人から思いや活動内容を聞いたりしながら、その理由について調べてきた。本時では、お金をかけて受け継いできた理由をグループごとに話し合い、歴史的な価値、貴重さ、大切にしてきた市民の思いなどの視点から、それぞれ自分たちが納得した理由についての発表を行った。 |
新潟県立三条商業高等学校 (2022年3月15日) |
公開授業・金融教育協議会 コミュニケーション英語Ⅱ「日本と諸外国の医療保険制度の比較から~今、私たちが考え、実践すべきこと~」2年生 日本とアメリカの医療保険制度について調べてきた中で、その違いに興味を持ち、アメリカ人学生に疑問点等についてインタビューを行った。また、日本の医療保険制度に関する研究内容について、英語でプレゼンテーションを行った。さらに、諸外国との医療保険制度の比較研究を通じ、日本の制度は多くの国民に対し充実した医療を提供する土台となっていることを理解し、制度の維持や日頃より自分自身の健康を意識していく重要性を導き出した。 |