発券課(はっけんか)に到着(とうちゃく)～！

そうだよ。金融機関(きんゆうきかん)との間(あいだ)でお金(かね)の受(う)け払(はら)いをしたり、高松支店(たかまつしてん)に戻(もど)ってきたお金(かね)をチェックする仕事(しごと)をしているところなんだ！

お金(かね)はとても重要(じゅうよう)なものだから、いつでもここに出(だ)してるわけじゃないんだ。必要(ひつよう)な分(ぶん)だけ金庫(きんこ)から出(だ)してくるんだよ

これから、金庫(きんこ)へお金(かね)を出(だ)しに行(い)くよ！

お金(かね)はとても大切(たいせつ)なものだからね。間違(まちが)いが起(お)こらないよう丁寧(ていねい)に取(と)り扱(あつか)っているんだよ。じゃあ、金庫(きんこ)に入(はい)ってみよう！

これがすべて銀行券(ぎんこうけん)（お札(さつ)）だよ

お札(さつ)をよく見(み)てみると、『日本銀行券(にっぽんぎんこうけん)』って書(か)いてあるよね。お札(さつ)は国立印刷局(こくりついんさつきょく)で印刷(いんさつ)されて、日本銀行(にっぽんぎんこう)に運(はこ)び込まれるんだ。そして、日本銀行(にっぽんぎんこう)から金融機関(きんゆうきかん)を通(つう)じて世(よ)の中(なか)へ出回(でまわ)って行(い)くんだよ

そうだなあ、高松支店(たかまつしてん)の窓口(まどぐち)から１日(にち)に出(で)て行(い)くお金(かね)は、数十億円(すうじゅうおくえん)になるときもあるよ

ここは出納部署(すいとうぶしょ)。出納(すいとう)では、金融機関(きんゆうきかん)との間(あいだ)でたくさんのお金(かね)を支払(しはら)ったり、受入(うけい)れたりしているんだよ。金融機関(きんゆうきかん)は、その日(ひ)に必要(ひつよう)なお金(かね)を日本銀行(にっぽんぎんこう)に取(と)りに来(き)て、いろいろな人(ひと)の手(て)に渡(わた)り、また戻(もど)ってきたお金(かね)を日本銀行(にっぽんぎんこう)へ持(も)ってくるんだ。少(すこ)し難(むずか)しいけど、日本銀行(にっぽんぎんこう)にある銀行券(ぎんこうけん)は現金(げんきん)じゃないんだ。日本銀行(にっぽんぎんこう)からお札(さつ)が『日本銀行券(にっぽんぎんこうけん)』として『発行(はっこう)』されてはじめて、お金(かね)として市中(しちゅう)で使(つか)えるようになるんだよ

日本銀行(にっぽんぎんこう)の役割(やくわり)は、『銀行(ぎんこう)の銀行(ぎんこう)』『政府(せいふ)の銀行(ぎんこう)』『発券(はっけん)銀行(ぎんこう)』っていう３つの言葉(ことば)で表(あらわ)されたりするけど、『発券(はっけん)銀行(ぎんこう)』にあたるのが、この銀行券(ぎんこうけん)の発行(はっこう)だね

出納(すいとう)の窓口(まどぐち)には、個人(こじん)のお客(きゃく)さまもいらっしゃるよ

そうなんだ。個人(こじん)のお客(きゃく)さまは、日本銀行(にっぽんぎんこう)に預金口座(よきんこうざ)を開(ひら)くことはできないけれど、国税(こくぜい)や社会保険料(しゃかいほけんりょう)を現金(げんきん)で納(おさ)めたり、傷(いた)んだり汚(よご)れたりしたお金(かね)を新(あたら)しいものと取(と)り替(か)えたりするためにいらっしゃるんだよ

そう！ただし、日本銀行(にっぽんぎんこう)の窓口(まどぐち)では、両替(りょうがえ)は行(おこな)っていないんだ

ところですだっちは、今(いま)までにお札(さつ)が破(やぶ)れたり、焼(や)けたりしたことはない？

そんなときは、日本銀行(にっぽんぎんこう)の窓口(まどぐち)へ持(も)って行(い)けば、法令(ほうれい)に定(さだ)められた基準(きじゅん)をクリアすれば、新(あたら)しいものと交換(こうかん)してもらえるよ。これを『引換(ひきか)え』っていうんだ

詳(くわ)しくは日本銀行本店(にっぽんぎんこうほんてん)のページを見てね（日本銀行本店(にっぽんぎんこうほんてん)のウェブサイト「損傷現金(そんしょうげんきん)の引換(ひきか)えについて」に移動(いどう)）。

ちなみに、お札(さつ)が焼(や)けた場合(ばあい)は、灰(はい)の部分(ぶぶん)も面積(めんせき)に含(ふく)めることになっているから、お札(さつ)が焼(や)けて真(ま)っ黒(くろ)になっても、諦(あきら)めずに持(も)ち込(こ)んでみてね！ お札(さつ)の形(かたち)を崩(くず)さないように、慎重(しんちょう)にね！

さあ、引換(ひきか)えに来(き)た人(ひと)に、新(あたら)しい銀行券(ぎんこうけん)を支払(しはら)うよ

これは『横読(よこよ)み』といって、銀行券(ぎんこうけん)の枚数(まいすう)を手(て)ですばやく数(かぞ)えるための方法(ほうほう)なんだ。他(ほか)には、『縦(たて)読み』といって、にせ札(さつ)が混(ま)じっていないか、傷(いた)んだり汚(よご)れたりしてないかをチェックしながら数(かぞ)える方法(ほうほう)もあるよ

ちなみに、このチェックのことを鑑査(かんさ)っていうんだ。人手(ひとで)で行(おこな)う場合(ばあい)には、手鑑査(てかんさ)ともいうよ

専用(せんよう)の機械(きかい)を使(つか)うんだ。今(いま)から見(み)に行(い)こうか

ここが鑑査室(かんさしつ)だよ。インターホンを鳴(な)らして、カメラに顔(かお)を向(む)けてね

これは銀行券(ぎんこうけん)自動鑑査機(じどうかんさき)っていう機械(きかい)だよ

まだきれいで使(つか)えるものは、再度(さいど)金融機関(きんゆうきかん)に支払(しはら)うんだよ。使(つか)えなくなったものは、シュレッダーで細(こま)かく切(き)っているんだ

そうだね。でも、お札(さつ)はお札(さつ)だから、取(と)り扱(あつか)いはとても慎重(しんちょう)にしなくちゃね

じゃあ、次(つぎ)はどこに行(い)ってみる？下(した)のボタンのなかから選(えら)んでね！