概要
日本銀行は、物価の安定と金融システムの安定を目的とする、日本の中央銀行です。
佐賀事務所は、福岡支店に属し、以下の業務を通じて、佐賀県の金融経済の健全な発展に貢献しています。
1.日本銀行券(お札)の安定的な供給
地域の金融機関の協力を得て、県民の皆様がいつでも安心して利用できるように、日本銀行券(お札)を安定的に供給しています。具体的には、地域の金融機関を通じて、古くなったお札や汚れたお札などを回収する一方、きれいなお札を県内に広く供給しています。
当事務所では、事務所が地域の金融機関から回収した金額(受入高)と県内に供給した金額(支払高)とを集計し、毎月、「佐賀県内銀行券受払高」として公表しています。2023年度(令和5年度)を通してみると、支払高が3,947億円、受入高は258億円となり、3,688億円の支払超となっています。
2.佐賀県の金融経済や日本銀行の活動に関する情報発信
当事務所では、県などの地方自治体や地域の金融経済界の方々との意見交換などを通して、地域の金融や経済についての情報収集を行っています。また、これらの活動などを踏まえて、県内の金融経済情勢をまとめた「佐賀県の金融経済概況」を四半期ごとに作成し、記者会見で公表しています。
また、国内や県内の金融経済情勢や日本銀行の活動についての情報提供も行っています。各種マスコミを通じた活動のほか、県民の皆様からのご依頼を受けて、事務所長が県内各地で講演(無料)も行っています(詳細は「講師派遣のご案内」をご覧ください)。
3.県民の金融リテラシー向上に向けた活動
当事務所では、物価等の統計計数やお札などについて、県民の皆様から寄せられるご質問・ご照会に対応しています。また、さまざまなイベントに参加し、金融の仕組みやお札の役割などについての知識を深めていただくよう努めています。
さらに、金融に関する情報発信や学習支援などの活動を行っている「佐賀県金融広報委員会」(事務局:佐賀県県民環境部くらしの安全安心課)と協力しながら、県民の皆様の金融リテラシー向上に向けて取り組んでいます。