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公表資料

第12回 佐賀県の信用組合

佐賀県には、現在、3つの信用組合があります。信用組合は、信用金庫と同じ協同組織で、主な取引先は地元の中小企業や個人ですが、根拠法や会員資格のほか、預金の受入れ先が会員に限られるなど、業務の範囲が異なります。

佐賀東信用組合は、昭和53(1978)年、神埼信用組合(昭和30<1955>年設立)と小城信用組合(同)が合併して誕生しました。昭和58(1983)年に本店を神埼市から佐賀市に移転した後、平成3(1991)年に鳥栖信用組合(昭和38<1963>年設立)を、平成17年(2005)年に佐賀栄城信用組合(昭和12年<1937>年設立)を合併し、現在に至っています。

佐賀西信用組合は、昭和50(1975)年に、有明信用組合(昭和27<1952>年設立)と藤津信用組合(昭和28<1953>年設立)が合併してできました。本店は鹿島市にあります。

佐賀県医師信用組合は、昭和35(1960)年に佐賀市にできた組合で、県内の医師等を会員としています。

なお、昭和28年に松浦信用組合(唐津市)が設立されましたが、平成6(1994)年に佐賀銀行に営業譲渡し、解散しています。また、昭和53年設立の佐賀商銀信用組合と朝銀佐賀信用組合は、合併を経て、現在はそれぞれ横浜幸銀信用組合(神奈川県)佐賀支店、朝銀西信用組合(岡山県)佐賀支店となっています。

これまで全12回にわたり、佐賀県の金融の歴史をご紹介してまいりましたが、今回が最後となります。金融や金融機関を身近に感じていただければ幸いです。ご愛読ありがとうございました。